メンテナンスフリーとは？

メンテナンスフリーと聞くと、一生涯メンテナンスが必要ないように思われがちですが、実際には建物の耐久性を高めることでメンテナンス頻度を下げたり、大がかりな工事や補修による手間、回数を減らしたりできる家を指します。
どんな建物であっても、手を加えなければ長い年月が経つにつれ、紫外線や雨、風の積み重ねにより建物自体の劣化や汚れが目立つようになります。

誰もが大切なものは、永く、綺麗にしておきたいと思うもの。
一方、それが大変で、面倒な作業であれば敬遠し、やらずに時間が過ぎてしまう…ということがほとんど。
そのため、素材・設備自体のメリット・デメリットを理解した上で、良い素材を選ぶことももちろんですが、ストレスなく、手軽にメンテナンスができる住まいにすることが非常に重要だと考えています。
アクト建築社では、「設計・素材・設備」の全てにおいてメンテナンス性の高さ、メンテナンスのしやすさを重視してご提案をしています。
その一部をご紹介させていただきます。

ダクトレスの床下エアコン

一般的な床下エアコンの場合、ダクトを使って家全体に空気を送りますが、ダクトは天井に通すことになるため、メンテナンス時は天井板を外して作業を行う必要があったりと掃除・メンテナンスが難しく、専門業者に依頼する必要があります。
ただ、専門業者というとお願いするのが面倒…費用が高額…という懸念より、数年メンテナンスを行っていないということがほとんどです。
ホコリがたまると、空調を通して家全体に舞ってしまったり、空調効率が悪くなるなどの問題が起こります。
床下エアコンの場合、ダクトレスなので、ダクトの施工・材料・メンテナンス費用を抑えることができ、掃除も簡単に行うことができます。

突き板フローリング

肌触りや素材感から無垢材を希望される方が多いですが、費用が高く、時間が経つごとに剃りや収縮しやすいというデメリットがあります。
そのため、1~2年経つと、隙間ができ、どうにかできないか。といった相談が多いものです。
アクト建築社では、無垢材のメリットを残しつつ、デメリットを排除した突き板フローリングを採用しております。
突き板フローリングとは、合板と突き板という素材を合わせたものを言います。
合板とは、断熱性や吸音性、調湿作用、香り、温かみといった木材の優れた特性をすべて備え、木材の持ついくつかの欠点を製造技術で補正した、木材より強く、幅が広く、伸び縮みの少ない優れた素材に作り上げたものです。
日本のような高温・多湿の環境では欠かせない材料として古くから利用されています。
突き板とは、合板の表面材として無垢材を張り合わせたものです。
⼀般的に使われているものは0.02mm程度と薄く、無垢の素材感をあまり感じられないということが多いですが、アクト建築社の場合、この10倍の2mmを採用することで、肌触りや素材感といった無垢材のメリットは残しつつも、剃りや収縮しやすいといったデメリットを排除しております。

耐久性の⾼い外装材

天然⽊レッドシダー

天然のレッドシダーは耐久性にも優れており、メンテナンスをしなくても木が腐りにくく劣化しにくい性質を持っています。
断熱・保温効果も高く、音を抑制・吸収し、騒音を抑えてくれる特性もあります。
また、経年変化によって、色味は徐々にシルバーグレーになっていくことも踏まえて外観をデザインすることで、風合いの変化も楽しむことができます。